ゆとりローン(ゆとり返済)とは平成4年から旧住宅金融公庫(現在の住宅金融支援機構)が販売していた住宅ローン商品です。
このローンは、返済当初を「ゆとり期間」として返済金額を抑え、その分をゆとり期間終了後に上乗せして支払うというもので、住宅ローン返済の6年目と11年目に返済額が一気に増額する仕組みの商品です。
ゆとりローンは、想定通りに収入が増えていれば問題なく返済可能な商品ですが、終身雇用制度や年功序列制度の崩壊等により、結果、ゆとり期間終了後、返済額が増加したタイミングで返済が苦しくなり、多くの方が返済不能に追い込まれました。金融商品として、見通しが甘かったとしか言われても仕方のない商品でした。
現在は廃止されております。