住宅ローンの滞納が始まると、督促状が届き、銀行の担当者から電話がかかってくることがあります。まずは正直に、債権者の返済の求めに対して、返済ができなくなってしまった理由を伝えることが大事です。「支払いができない状態になったので、今後の対応を検討中」と伝えましょう。「任意売却を検討している」と伝えてもかまいません。あわてて弁護士等に相談する必要もありません。
はっきりと明言することで、執拗な取り立てをされることはないはずですし、もしなにかを言われたとしても無視してかまいません。逆に、ここがあやふやだと、執拗な取り立てを招く結果になり、カードローンや親族等からお金を工面するなどの過ちを犯しがちです。そして、なにかを求められたときは、折り返し返事をすることを約束して、即答は避けましょう。
住宅ローンは、一度の返済が遅れたからと言って、どうにかなるわけではありません。無理に返済を継続するのではなく、いったん立ち止まって今後の対応を検討すればいいのです。